REIICHIRO featuring SHERPA
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北海道ツーリングレポート

第一部

「前記」

川崎シュピーラ5番・加藤礼一郎が人生の大目標であった「北海道一周ツーリング」を完遂した報告レポートである。

■「目標確立」

バイクに興味を持ったのが中学校2年生。 それと同時にバイクで北海道を一周するという、当時の自分にはあまりにも大きすぎる壮大な大目標を立てていた。 事あるごとにバイクで北海道の大地を走ることを空想してはニヤニヤしていた。 来る日も来る日もバイクのカタログを眺めているばかり。 「結局行かないだろうなぁ」と、飽きっぽい性格を自覚していた自分はそう思っていた。

高校1年生からアルバイトを始め、ずっとバイク資金を稼いでいた。 それと同時に自分に相応しいバイクを日々選定していた。 高校2年生になり、教習所に通う。 そこで、バイクの難しさ・重さ・恐さを思い知った。 ついでに言うならバイクの教官がめちゃくちゃ怖いということも学んだ。 半年かかって免許を取得。 高校3年生のときに兄からHONDA JADEを譲ってもらい、このバイクが自分の初代相棒になった。 だが、大学受験という強敵が現れ、しばらくバイクはお休みすることに・・・。

■「計画開始〜準備完了」

ベース計画確立
目標確立から5年。やっと大雑把な計画をたてられた。 計画は大学受験浪人が決定したときから始まった。 まず、「無事に大学に合格」して、「大学1年の夏に本命のバイクを買って、 ウォーミングアップにどこか北海道以外のところをロングツーリング」して冒険・旅のノウハウを身につけ、 「大学2年の夏休みに北海道一周を完遂する!!」という漠然としたベース計画を確立した。 浪人時にこの計画を某フットサルチーム所属の友人00番Nと3番のMに話したら、

 N「絶対行かないな・・・(笑)」
 M「大学にまず受かれよ!!(笑)」

と、言われてしまった・・・。

ベース計画完了
無事に大学合格→本命バイク納車(スーパーシェルパ購入そしてJADEは手放した(涙)) →四国ツーリング(※PLAYSTYLE特別号参照)と、トントン拍子で事は進んでいった。 これで北海道ツーリングのベース計画は完了した。

対北海道計画作成
前回の四国ツーリングを無事に終え、数ヶ月経ったころから本格的に対北海道ツーリング計画を練り始めた。
 1. 冒険・旅に必要なアイテムを揃えていく
 2. シェルパを対北海道用に改造する。
 3. バイト先の店長に8月から一ヶ月間休暇をもらえるようにひたすらお願いをする。
以上の事柄を同時進行で実行していった。

[1.アイテム]
アイテムにどうしても欠かせなかったのがテント・ナイフ・自炊道具(ガスストーブ・コッヘルetc)・雨対策装備だ。
テント=宿泊施設なんかを利用したら冒険じゃない!!
ナイフ=冒険にはナイフがなければ話にならない!!
自炊道具=自炊して初めて旅と言えるのさ!!
雨対策装備=四国での失敗は北海道では絶対繰り返さない!!
という思いで他の物は忘れてもこの4アイテムだけは絶対に忘れてはいけなかった。

[2.改造]
対北海道ツーリング用に大胆に改造を始めた。
● ハンドル交換(純正ハンドルより少し高めのツーリング志向のものに交換、)
● グリップ交換(純正よりやや太めのグリップに交換)
● バーエンド取り付け(転倒時の衝撃対策)
● リアタイヤにパンク防止剤注入(パンク修理の技術を会得していないため注入)
● タコメーター取り付け(普通シェルパのようなオフ車にはつけないがあえて取り付け)
● コンパス取り付け(旅心を盛り上げるためのアクセサリーとして取り付け)
● ナックルガード取り付け(林道走行時の手の保護のため、急遽出発当日に取り付け)

[3.休暇願]
出発する半年前(2月頃)くらいからチラッと店長にアピールし始めた。

 俺  「店長、8月から一ヶ月くらい休みをもらいたいんですけどぉ〜・・・(笑)」
 店長「えっ!一ヶ月!?どこか行くの!?」
 俺  「北海道へ旅に出て、かっこいいオトコになってこようと思って!!(笑)」
 店長「北海道かぁ〜、俺も昔車で一周したよ。5日ぐらいで一周できたかな。」

店長も北海道一周の経験があったからなのか、無謀な一ヶ月間休暇願が見事に受理された。

荷物パッキング
必要なアイテムをすべて用意して、荷物のパッキングを始めた。 パッキング作業はこれからの旅を想像させ、気持ちを高揚させてくれる非常に楽しいものだ。 しかし、同時に非常に大変な作業でもある。 いかに綺麗に美しく旅先で出し入れしやすいよう機能的にしまえるか。 ここは旅人の手腕が問われるところなのだ。自分が納得いくまでに10回ほど荷物を出したり入れたりを繰り返した。 最初の1〜3回は楽しく感じられたが、4回目以降はだんだん不機嫌になっていった。 イライラしながら、ようやく完了して両親に見せると、

 母「バッグがパンパンだね・・・。」
 父「もう少し荷物を減らさなくちゃ駄目だろう。」

と、両親からイチャモンをつけられた。結局パッキングだけで丸二日ぐらいかかってしまった・・・。

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